19.4㎞@Rottnest Island
------
Ravanello S.A.T with DH bar 53*39/12-25
F: Bora One35 with Vittoria Corsa CX25mm 6.5bar
R: ARAYA Disc with Vittoria Corsa Elite21mm 7.2bar
------
IF0.876/TSS40 Av.233.0w NP241.4w
アマチュアの世界選手権、一種目目の個人TTはほぼ最下位でのゴールとなりました。
5日ほど前から風邪と緊張性頭痛に悩まされ、十分な調整ができないまま迎えた世界選手権。フライト時間の関係で、前夜は3時間ほどしか眠れず、そのうえで非常に揺れるフェリーで盛大に船酔いして会場入り。
午前中3時間ほどひたすら昼寝をしてから臨んだTT。アップとしてサイクリングを楽しんだうえで主催者側が用意してくれたローラーを使って最終調整。
噂に聞いた通り、非常に海のきれいな島であった。
閑話休題。アップの時点でひどい頭痛で、とにかくFTP以下で我慢し続けることを選択。
スタート台はかなり本格的。先にゴールしていたDeaf Japanの方に序盤突っ込みやすいという注意を頂いたので、スタートはあまり飛ばしすぎず、メーターを見ながら走行。確かに前半はスピードが出しやすい道だった。
少し走ったところで、前走者の元早稲田大の井上君をとらえる。いつも一緒に練習していて、実力的には一緒だが、今回彼はTT用の装備ではないので、彼を最終的にぬかすことを目標に踏み続ける。
今回のコースは意外にもアップダウンがあり、力任せに踏める選手が有利なコース。実際、前半から自分よりも巨大な選手達にどんどん抜かされていき、下位ゴールを覚悟した。特にTTバイクを持ち込めず、手元で変速できないために、下りで踏み切れないのがかなりのロスになった。
非常にきれいな景色であったが見とれている暇はなく、とにかくシステマティックに踏み続ける。途中、カーブで突っ込みすぎ、ややオーバーランした以外は、うまくまとめる。結構コーナーも多く、気が抜けないコースであった。
残り5㎞あたりで井上君を抜かし、湖に挟まれた、とてもきれいな道でラストスパートし、出し切ってゴール。案の定リザルトはほぼ最下位であったが、レースとしては満足度が非常に高かった。
このくらいの距離のTTレースが日本でももっと増えてほしい。そして、このくらいのパワーとテクニックが必要なコースでのTTは非常に楽しいと思う。
トップ選手は日本人では考えられないスピード域で走り続けていると思う。しっかりアップダウンとコーナーがあるコースでの平均46.5㎞/hというのは、さすがに驚いた。更に筋力をつける必要性を感じたレースであった。
今回のレースにあたって、トレーニングメニューを作って下さったPeaks Coaching Group の南部コーチ・中田コーチ、エアロヘルメットを貸して下さった東京Ventosの北見選手、ディスクホイールを貸与して下さったスミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロの高村監督、応援して下さった知人・友人たちをはじめとして、多くの方々の支えにより、走り切ることができました。本当にありがとうございました。