○○人エントリー、○○人出走、20+2人完走 3位 (プロカテゴリーは3人エントリーで2位、完走2人)
3:26:26,10(+0:4,52)
S-Works Tarmac SL8
Roval Rapide CLX II
ハッチンソン BLACKBIRD RACE, 700x30C F: 3.5bar, R: 3.8bar
54*40, 11-30T
重量 --kg
Maurten Gel 160*2本 + Gel 100 *4本 + Amino Saurus Elite 3&4 *2本(Gel100 *1, Amino Saurus 4 *1 余り)
Drink Mix 160 + 水 750mL *2本 (補給地点で水×4本)
レース前:Gel 160, Gen nutrition Before Activity, 2run
Igname all season upオイル + Breath
体重58.6kg, 体脂肪率 8.1%
3:28:19/100.33km 617m IF0.73 NP187w TSS186 1986kJ W' ○○%
今シーズンラストのロードレース、表彰台に上ることが出来ました。
Hell of the Marianasはたびたび日本人が勝っているレース。コースの厳しさが特徴的ではあるが、レースとしてはローカルレースであり、今回もプロカテゴリーは出走人数がかなり少なく、全体でもロングコース(100km)は数十人規模であった。プロカテゴリーのもう一人はコンチネンタルチームの選手、もう一人はOne-up Cerezo Racingのチームメイトである。
序盤は平坦基調であり、ローテを回しながら進む。1回、コースに車が侵入したことをきっかけに落車が起こるが、大きな被害はなかった。 先頭集団は早速20人くらいに絞られていたが、みんな他力本願なのか、プロカテゴリーの3人でローテを回す形となった。途中から他の人にも入るように促し、最終的には6人くらいでローテを回すようになった。序盤は市街地でコーナーも多く、コーナーで後ろが離れる場面もあったが、最終的にはローテを回していた6人くらいでまとまって登りに入っていった。
最初は登りというより1分くらいの坂であるが、ここであまりローテを回していなかった選手がペースアップし2人で抜け出すが、すぐ吸収、その後もプロカテゴリーの3人がメインでローテを回すも、最初の長い登りでチームメイトと会話し、調子が悪そうであったので、僕が行く、と伝えた。彼がペースアップしてくれたことをきっかけに、僕の方で更に集団を絞りにかけて、最終的に3人に絞られた。一人はプロカテゴリーの選手、もう一人はアマチュアカテゴリーの選手だった。
そのあたりから小雨が降ってきて、路面がかなり滑りやすい状況の中、プロカテゴリーの選手は土地勘を生かして下りが速く、もう一人の選手は短い登りは速いが長い登りはそこそこという印象だった。登り返しが続き、景色は良いが余裕はない状態。ただ僕が自然と前に出ることが多く、長い登りでは一番強いことが分かった。こうなると、戦略としては登りをマイペースで踏み、後ろを消耗させるとともに、もし抜け出せそうなら早めに抜け出して差を広げる以外は勝つ方法は無さそう。
途中かなり滑りやすいワインディングがあり、たびたびプロ選手と2人になる場面があったが、もう一人も粘り、中々千切れない。 50kmを過ぎたあたりから、長い登り連続するので、登りが来るたびに前に出るが、こちらも脚がギリギリで、FTPペースからVO2 maxペースで後ろにプレッシャーをかけるも、中々千切れない状態。
70㎞を過ぎたあたりで一旦スタートゴール地点を通過するが、この辺りは2人が前に出なくなり一人で引く形になった。登りの強さからなのか、完全にマークされている。 こちらも利用されるわけにはいかないので、給水ポイントで水を補給しボトルにも補給。他の2人はボトルに補給していないので、最後の方の給水ポイントでも水が必要になり脚を止めることになる一方で、こちらは水がいらない=脚を止めなくて済むから、ペースが安定することで少しでも疲労をためない作戦。
勝負どころの一つであるスーサイドクリフに至るところでプロ選手が足を攣った様子。ただ、ここは紳士協定で僕もペースを緩めて待ち、復帰。その先の登りでアマチュア選手がチェーン落ちするも、こちらも紳士協定でプロ選手がペースダウンし、復帰。その後の登りで、じわじわとペースアップを仕掛けるが、プロ選手が何度も雄たけびを上げるもちぎれず、スプリントを覚悟した。その後のアップダウンがかなりきつく、再び千切ろうとするが、数十センチの差しか広がらない。登りがあと数キロ長かったら話が違うだろうが、僕の実力では差を広げられなかった。
二人を観察していると直線の下りはプロが一番速いが、ヘアピンカーブでは僕が一番速いことに気づいていたので、一か八か、下りで抜け出しを仕掛けるが、残念ながら実らず、最後のバンザイクリフまで3人で向かうこととなった。こうなると最後は下り坂からのスプリントであるので、最大パワーに劣る僕が勝つ方法は早がけしかない。プロ選手が足をつっていることからじわじわとペースアップする作戦とした。この辺りから2人が全く前に出てこなくなり、利用されているのは明らか。ただ、僕も足がつりそうだから、牽制するのは避けたいので、エアロフォームにして少しでもスリップストリームの効果が無くなるようにして踏み続ける。
そろそろ仕掛けようというタイミングでプロが前に出て、いざスプリント、というタイミングで残念ながら前腿がつってしまい、そのまま、プロが優勝、アマチュアが2位、僕が3位という順番となった。色々考えながら走った上での結果であり、また実力相応ではあるが、悔しいレースとなった。なお、レース後、スローパンクが発覚。今回、かなり路面が悪かったから、知らないうちにパンクしていたようだった。それを踏まえると、落車や怪我をせずに帰れたことがとても幸運だったと思う。
今回も、仕事がとても忙しい中であったが、PCG Japanの南部コーチのお陰で、かなり少ない練習量の中で勝負に残ることが出来ました。また、MOBUILT Training Gymの井清コーチのお陰で、最後まで踏み続けられる脚を作ることが出来ました。また、一緒に出場したOne-up Cerezo Racingの小林選手、いつも支えてくれる家族に感謝しています。ありがとうございました!