2016年9月4日日曜日

9/4 2016 Gran Fondo World Championships Gran Fondo

19-34y 59位/87人 4h31:13(+27:38)
4:31'30/154.248km IF0.673/TSS205 W'47%
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Ravanello Equipe S.A.T
F&R Bora One 35 w/ Vittoria Corsa CX 5.5bar&6.5bar
梅丹 赤*15個 (やや不足)
アクエリアス 750mL+500mL (やや不足)
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アマチュアの世界選手権、ロードレースを体調不良の中、グルペットで手堅く完走しました。

世界選手権4日目のロードレース。ともかく体調を直そうと4日間ずっと努力してきたが、朝起きたらこの4日間の中でも最悪レベルの頭痛に襲われた。ともかく、ここまで来て走らないわけにはいかないので、コーンフレークを流し込みバナナと梅丹を摂取して冬用の防風インナーとレッグウォーマーをつけてスタートラインに並んだ。
今回のコースは前半が高速道路を閉鎖したフルフラット、後半がアップダウンしかないキツイ周回を二周、というコースプロフィール。ともかく、前半集団内で耐え、後半はグルペットで我慢する、という作戦で臨んだ。

案の定、スタートして締め付けられるような頭痛で涙が出てきたが、ともかく我慢して先頭に上がっていく。集団は散発的にアタックが繰り返され、それに伴い蛇行し、ときおりペースも50㎞/h前後まで上がったが、大体数人が飛び出したら落ち着く感じであった。大人数が先行することはなく、前半に逃げが決まることはなさそうな雰囲気で、実際、毎回結局逃げは吸収されていた。密集度はそこそこ高かったが、危険な位置取りをする選手はおらず、うまく自分のスペースを作りながら走ることができた。
途中、コーナーでゼロスタートに近い立ち上がりを求められ、かなりきつかった以外は特に問題なくクリア。しかし、平坦区間が終わるとだんだん雲行きが怪しくなってきた。若干路面が悪い事もあり、無駄に体力を消耗させられる感じであった。
ともかく我慢して、今回の最大の勝負所になるゴール前の登りに突入。体調がよければ、この手前で前に上がっていくのだが、今回は頭がくらくらするので、位置をキープするに留め、登りがきつくなってから、素直にグルペットに入った。

グルペットは最初は活発だったものの、徐々にペースが落ち着いてきて、20人ほどのやや大きな集団となった。ゴール地点を過ぎると下りが連続したので、テクニックを駆使して前に上がっていき、体重の差をカバー。登りでは全然踏めないのでひたすら我慢しながらこなしていく。この周回に入った瞬間、平均時速が一気に落ち、時間が過ぎる割にはなかなか距離が伸びず、レースを降りたくなるような気分になりながらどうにか一周目を完了した。今回のコースは休み所がなく、ひたすら登りか下りかで、その登りもそこそこきついところもあるが、基本的には踏み回す登りなので、だんだん消耗して足が痛くなってきた。

2周目は前半からひたすら我慢。ダンシングも多用しながらとにかく耐えた。なんどかグルペットから千切れそうになりながらも我慢していたらどうにか耐えられた。しかし、残り10㎞過ぎたあたりで、後ろから別の年代の先頭集団が来て、グルペットの中で余力のある人がついていったことで、グルペットが完全に崩壊した。結局、少人数で走り続け、その次の次の、別の強力な集団にうまく乗って最後の登りまで到達させてもらう。ここで一瞬チェーン落ちしたが、冷静に対処し、痛みで踏めなくなってきた脚を無理やり動かしながらゴールした。

今回、前半から各所で応援され、特にゴール地点の盛り上がりは日本ではなかなかないレベルで非常に走っていて気持ちの良いレースであった。日本とは違い、しっかりスポーツとしてロードレースが認められている、と感じられたレースであったし、下位ゴールにも関わらず、good jobなどと観客から声をかけてもらい、きつさを我慢した甲斐があったレースであった。日本でグランフォンドというと、サイクリングイベントを指すが、こちらでは明確に、アマチュア版の”ロードレース”として、一つの地位を確立していると思う。その上で、完走基準にいわゆる8%ルールが適応されず、そういった意味では、シビアさが一段下がり、よりレースを楽しめると感じた。今回は予選を通過した選手だけによる戦いで、集団のレベルもそろっていたし、実際、トラブルがなかった選手はほぼ全員制限時間内に完走できているところからも分かるように、非常に走り易いレースであった。
来年の世界選手権は、フランスでの開催という事だが、もしチャンスがあれば、再び挑戦したいと強く感じた。


今回のレースにあたり、ニセコから一緒に行動を共にした、イナーメの北野さん、元早稲田大の井上君には、いろいろお世話になり、ありがとうございました。特に北野さんには、何度もマッサージをして頂き助かりました。
また、ニセコの少し前から計2か月間、コーチングをして下さった、 Peaks Coaching Groupの南部コーチ・中田コーチ、フォームを作って下さったCosmos Performance Consultingの岡コーチ、高速コースということで、エアロヘルメットを貸して下さった東京Ventosの北見選手、そして、応援して下さった知人・友人たち、一緒に出場した日本チームの方々等々、本当に多くの方々に支えられて、ここまで来ることができました。
本当にありがとうございました。

3/27 - 4/8 ローラー&実走の記録

3/27 1:23:54/38.4km TSS107 IF0.87 792kJ RACE WINNING SWEET SPOT INTERVALS 2 x 15-20 Z3.5 (JP) ------- MS1:2 x 15分Race Winning SST レスト:5-10 ...